瞬時励磁式・常時励磁式とは
1.瞬時励磁とは・・・
瞬時励磁は動作コイル(以下、コイルとする)へ瞬時に電気を流すことで動作し、動作完了後に機械的に保持する仕組みをいいます。
機械的に状態を保持するため、機械保持型ともいいます。
以下が簡易的な動作説明になります。
- コイルに電気を瞬間的に流す。
- コイル電流が流れて動作する。
- コイルへの電気を止めたとしても動作完了状態を保持する。
動作する(瞬時)時のみコイルに電気を必要とし、動作後は切替器内部のばねを使用した機構により
主接点を保持します。切替える時のみしか電力を消費しないため、節電設計ともいえます。
ただし常時励磁式と比べ、操作回路構成が若干複雑になります。
2.常時励磁とは・・・
常時励磁は動作コイル(以下、コイルとする)へ電気を流し続ける間のみ動作し、動作完了状態を保持できる仕組みをいいます。
電気を流している間のみ動作を保持するため、電気保持型ともいいます。
以下が簡易的な動作説明になります。
- コイルに電気を連続的に流す。
- コイルへ電流を続けている間は動作する。
- コイルへの電気を止めたら動作完了状態を保持できない。
常時励磁式は回路構成がシンプルになります。
ただし電気を流し続けなければ動作しないため、動作中は一定の電力消費があります。
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